適応障害:深田恭子さんのニュースで知った人も多いのでは
【深田恭子の適応障害が決して他人事ではない理由】 ビジネスパーソンも気をつけたい3種の症状#東洋経済オンラインhttps://t.co/trlUdowFkg
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) May 27, 2021
驚きとともに大きく報じられた深田恭子さんの『適応障害』のニュース。
20年以上に渡って芸能界の第一線に活躍されて来ただけに、心配をしている人も少なくないでしょう。
そしてこのニュースを通じて「適応障害」という言葉に初めて触れた人も多いのではないでしょうか。
まじでこれは他人事じゃないんですよ!
適応障害とは、何らかのストレスが原因で心身や行動面に症状が表れ、日々の生活が困難になる状態のこと。不眠、頭痛、腹痛、めまい、倦怠感、気力減退、食欲不振などの身体的なもの、極度の不安や焦り、集中力低下、感情の高ぶり、緊張による多汗や震えなどの情緒的なもの、無断欠勤、大幅な遅刻、過食や過飲、破壊、ギャンブル依存などの行動的なものという主に3種の症状があり、個人差があります。
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冒頭の記事でも言及されている通り、適応障害は誰にでも起きうるものなんです。
と思ったら自分も適応障害の診断受けました。
この記事の下書きしつつ、僕自身も適応障害という診断を受けました!
実際にこの診断結果を受けるまでの流れをまとめてみました。
職場に行くのがつらい・気持ちが落ち込む
春頃から数ヶ月、契約職員として都内の企業に勤務し始めていたわたくし。
以前の記事にも書いた通り、とにかくオフィス勤務がつらい。
それだけならまだなんとかなりそうだったのですが・・・
・人が密集し、仕切りのないオフィス
・不毛な会議、報告作業
・周囲から聞こえる乱暴な言葉遣い etc…
そういった環境のプレッシャーに心をすり減らし、ついに心が折れる音を聞いたのでした。
経緯:メンタルのサポート窓口→心療内科に!
まずは会社に設置されていた、悩みを相談出来る電話窓口に連絡。
一通り悩みの内容や経緯、自分の心理状況などを説明。
(オフィス勤務がつらい、、荒い言葉遣いに耐えられない、めまいや吐き気を感じたなど)
身体症状もあるため、医療機関の受診を勧められました。
そして翌日には(無理矢理)有給をとって、心療内科を受診。
同じように状況、症状を説明し、下された診断が適応障害だったのです。
自宅療養が必要:退職を決意。
心身の不調の原因は仕事なのは明白で、自宅療養が必要という診断となりました。
この時、自分としてはショックとかよりも、「あ、これで仕事辞められるなぁ」ってホッとした自分がいたことにびっくりしました。
そんな状況なので、会社に迷惑を掛けてしまう事は重々承知していましたがそのまま退職させて頂く事に。
僕の場合はこんな感じの症状でした!
適応障害と診断された僕が、実際に感じた症状は以下の通りです。
息苦しい感じ
まずは職場に行くと呼吸が浅くなるのか、ずっと息苦しい感じがありました。
職場でめまいや吐き気
息苦しい感じがひどくなってくると、めまいに近いような感じに変わって行きました。
1番ひどい時は吐き気を感じるようになってしまいました。
とにかく平日はずっと憂鬱
「平日」という単語が嫌いになりそうなくらい、とにかく勤務のある平日はずっと憂鬱な気分でした。
※ただ、労働環境がめちゃくちゃ劣悪っていう訳でもなかったのですが、とにかく自分の気質と合わなかったみたいです・・・
“HSP”の気質はなりやすい人の特徴?
これは医学的な話ではないのであくまで僕個人の考えですが、適応障害に至ったベースにはHSP(Highly Sensitive Person)の気質があるのかなと。
オフィス勤務で周囲がガヤガヤしているのはすごく苦手でしたし、誰かが誰かを叱っているのが頻繁に聞こえてくるのも凄くストレスを感じる要因でもありました。
そのストレスが日々積み重なっていった結果・・・最終的にキャパオーバーになってしまったと思います。
適応障害=適応した結果出てくる症状
この「適応障害」という症状について、もう少しだけ補足していいきますね。
適応が出来なくてなるワケじゃない
言葉の雰囲気から「環境に適応出来なくて発症した」と思われがちなんですが、これは実際には逆で「環境に適応してしまった結果として発症した」というのが正確なんだそうです。
考えてみると、同じ環境で仕事を続けられてる人って意外と周りに同調しすぎていない(中には空気が読めてない?)事が多い気がします。
一方で、全力で周囲に適応として耐えられなくなってしまうっていうのは・・・少し皮肉な感じもしますね。
適応した結果、環境が合わなかったという事。
もちろん、多少なりとも環境に慣れる・順応するっていう意識は必要だと思いますが・・・それでも耐えられなかったっていうのはシンプルにその環境が合わなかったっていうことだと思うんです。
無理しない、頑張らないで生きて行く方法を模索する方が良いと思うんです。
いやまぁ元気ではあるんですけどね!笑
こんな風に「適応障害になってしまった・・・」って書くと凄く暗そう感じだと思うんですが、普通に体調自体は元気なんです(笑)
運動もしてるし、ブログの更新とかもしてるし・・・環境を変えるだけでだいぶ落ち着きました!
気になる人はまずは専門の相談窓口に!
「自分も適応障害かも?」
「同じような症状でてるかも!」
「職場がつらい」
こんなふうに感じているのなら、一度相談窓口に問い合わせてみるのがオススメです。
https://kokoro.mhlw.go.jp/agency/
まずは電話で悩みや不安を「ここの耳電話」で相談に乗ってもらうのもおすすめ。
もっと高度なサポートが必要になった場合に、診療内科などの専門医を受診するのがいいのではないでしょうか。
そして僕みたいに「仕事やめたいのに辞める勇気がない・・・」っていう人は、無理せずに退職代行使っても良いと思います。
僕は適応障害という診断が出て初めて勇気を出せましたが、適応障害という状況になってしまう前に環境を変えるべきだったと今はそう思います。